このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
希少性を高める 藤原和博(「朝礼だけの学校」校長)
1.テレカン(テレビ会議)が当たり前になることで、その会議が本当に必要なのかが問われるようになりましたし、皮肉にも、「部長や課長がテレカンで大したことしか言わない」といったこともバレてしまうようになりました。そういった点からも、コロナ前の「情報処理能力」の時代から、コロナ後の「情報編集力」の時代に大きくシフトしたといえます。
2.さらに今後、AI(人工知能)が発達することによって、人間がしていた仕事の多くがAIを搭載したロボットに取って代わられるようになります。つまり「処理」するだけの仕事はなくなってしまうのです。こうした変化の時代にビジネスパーソンが生き残るには自分自身の価値を上げることが大事です。言い換えれば「希少性」を高めることです。
(参考:「週刊東洋経済」2021年4月3日号)