- 2025年11月15日
No.882 古典に学ぶ 私たち自身もまた、見知らぬ誰かの役に立っている
1. 「誰もが、見知らぬ誰かを支えている存在」。もとより私たちは、他人の力を借りなければ一日たりとて生きていくことはできません。 2. この社会は、それぞれの人々がいとなむ仕事と、そこから生まれる縁によって成立します。同時に、私たち自身もまた、見知らぬ誰かの役に立っています。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__
このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
1. 「誰もが、見知らぬ誰かを支えている存在」。もとより私たちは、他人の力を借りなければ一日たりとて生きていくことはできません。 2. この社会は、それぞれの人々がいとなむ仕事と、そこから生まれる縁によって成立します。同時に、私たち自身もまた、見知らぬ誰かの役に立っています。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__
1. ヤマトホールディングス(HD)は7 月、置き配の指定個数が前年比で約2 倍になったと発表した。事業者だけでなく、受け取る側のお客さまにも需要の変化が生じている。要望に合わせてサービスを拡大した結果、置き配の個数は増えたのだ。 2. ヤマトHD傘下のヤマト運輸は2024 年の6 月から「宅急便」 […]
1. 「売上高を10 兆円にするということを言い過ぎた」。6月20 日に京都市内で開催された株主総会で、ニデックの永守重信グローバルグループ代表は、経営方針の急転換を認めた。永守氏が「30 年度に10 兆円」の目標を撤回した直接的な要因は、成長のけん引役に位置付けていた電気自動車(EV)用の駆動モーター「イーアクスル」の […]
1. そんな風潮(管理職の仕事が罰ゲームといわれること)は日本全体にとって大きなマイナスである。管理職への昇進が「賞」ではなく「罰」とみなされる風潮は、ただでさえ人手不足の企業にとっては大きな痛手だ。なぜ管理職は罰ゲーム化してしまったのか。 2. 一つは「組織のフラット化」だ。企業は人件費抑制などを目的に管理職削減やピラミッド型組織の見直 […]
1. 空海は、「ひとりひとりの力は小さくても、皆が心をひとつにして協力すれば大きな結果を残せる」と訴えました。その結果、多くの喜捨を集め、無事に立派な仏塔が建てられたのです。 2. 現代においても、他者と力を合わせ、知恵を出し合っていくことを抜きにして、何事かを実現していくのは難しいでしょう。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出 […]
1. 国税庁の民間給与実態統計調査では、23年時点で資本金10億円以上の大企業で、1000 万円超の給与を得た人は123 万人となり、13 年比で7 割増えた。割合で見れば11 人に1人から、7 人に1人になっている。大幅な賃上げが続いた24年以降は、さらに「年収1000 万円超」の人は増え […]
1.「財を生(な)すに大道(たいどう)有(あ)り」。「四書」の一つ、『大学』にある名言です。個人にとっても、財を生すことは誰しもが望むことでしょうし、国にとっても、とりわけ財政が健全なることは大切なことです。その財を生すには「大道」があるといっています。更に今回の名言の前にある章句を読むと、もう一つの名言に当たります。「君子に大道有り」。徳治を行う人間自体に、大道がある […]
1. M&Aを積極的にやってきましたが、全て成功したわけではありません。成功に共通するのは、事業をそもそも経営していた社長や経営陣が会社を愛してやまず、われわれが買収した後も経営を続けているケースです。逆に会社の売却が目的で、買収後に経営者が辞めて日本から経営者を送り込まないといけないパターンは大体失敗しています。 2. 後継人材に求める […]
1.「一塵大嶽(いちじんたいがく)を崇(たか)くし、一滴広海を深くする所以(ゆえ)は、心を同じくし力を勠(あわ)するが致すところなり」(『性霊集』)。 2,一粒の塵(ちり)のような土や石が集まってそびえ立つ山となり、一滴のしずくが広く深い海をつくる。人も、同じ志を持って心を合わせれば大事業を成し遂げられる。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす […]
1.優れた発明は社会をガラリと変える。その具現化を支えるのが、日本の電子部品業界だ。多くのメーカーが世界シェア1位の製品を有し、総生産額は世界の30%超を占める。かつて隆盛を誇ったAV機器が同約18%、半導体は同約7%と凋落した一方で、今なお競争力を維持している。 2.その理由は、「ニッチであるかを問い続けてきた企業が多いからだ」と分析する。ニッチといえば他社が注目し […]