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耳より情報

  • 2024年3月31日

古典に学ぶ  苦から脱する「四諦(したい)」

1. 仏教は、毒矢の刺さった状態である「苦」から脱する「四諦」を説いています。四諦とは、苦諦 (生きる本質は苦である)、集諦 (苦の原因は執着である)、滅諦 (苦を減らした境地が悟りである)、道諦 (悟りに達する道が仏教である)の四つの過程です。  2. 苦の原因である執着から自由になれば、悟りの境地が開けます。そして、その道を示すのが仏の教えなのです。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を […]

  • 2024年3月29日

「安いニッポン」そろそろ限界 

1.「うまい、やすい、はやい」で知られる牛丼チェーンの吉野家。外国人向けのサービスでは必ずしも「やすい」が前面に出ていない。同社は、訪日外国人(インバウンド)の需要が高い約100 店舗にインバウンド対応メニューを置いている。英語と中国語、韓国語の記載があり、「おすすめメニュー」のセットには、全てにうな重が入っている。メニューの1 番目「鰻(うな)重牛小鉢セット(2 枚盛)」は税込み2338 円だ。 […]

  • 2024年3月27日

人間が生きる目的は魂の成長  鈴木 秀子(国際コミュニオン学会名誉会長)

1.物事が順調に運ばれている時、私たちのよい部分が発揮されて大きな成果を出すことができます。ところが、都合の悪い出来事にぶつかると人を妬んだり恨んだり落ち込んだり、自分の中いろいろな嫌な部分、弱い部分が出てきてしまいます。しかし、それを克服し乗り越えるところに人間の成長があります。人間の生きる目的が魂の成長であると考えれば、起こってくるすべての出来事はそれがたとえ辛く苦しいものであったとしても、私 […]

  • 2024年3月25日

強欲な資本主義文明は終焉(しゅうえん)(その2.「大企業はハイテク中小企業と連携する」)  ジェレミー・リフキン(経済社会理論派)

1.経済や科学技術の見直しについて、進行しつつある第3 次産業革命に期待している。第1 次および第2 次産業革命が、化石燃料を土台とし、多額の資本を必要とする中央集権型であったのに対して、第3 次産業革命は分散型で流動的なプラットフォームによって成り立つ。インターネットによってたくさんの人たちがお金をかけずにお互いにつながれるようになった。  2.GAFA が席巻した、第3 次産業革命の […]

  • 2024年3月23日

古典に学ぶ  動き始めない限りは何も変わらない 

1. あなたは船を方向転換させるには、必ず推進力が必要だということをご存知でしょうか。どんなに一生懸命、舵を切っても、エンジンをかけて船を前に進めない限り、進めたい方向へは行けないのです。  2. つまり、動き始めない限り何も変えられないということです。状況を変えたければ今すぐにエンジンをかけ、まずは行動を開始しましょう。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__ […]

  • 2024年3月21日

倒産予備軍となるゾンビ企業が急増中 

1.2023 年の全国の企業倒産件数(東京商工リサーチ調べ)は8690 件に膨らんだ。前年比35.1%も増加し、増加率としては1992 年以来の高水準に。倒産急増の背景にあるのは、原材料高や人件費の上昇、コロナ禍対策として企業の資金繰りを支えた「ゼロゼロ融資」の返済本格化などである。しかし、これからさらに倒産件数が増える波が来そうだ。  2.新年度に大きなイベントが二つあるためで、4 月 […]

  • 2024年3月19日

賃上げに覚悟を込めた経営者の言葉  磯貝 高行(日経ビジネス編集長)

1.2024 年の最大のテーマは日本を「普通の経済」に戻すことだと思います。緩(ゆる)やかに物価が上がり、賃金が上がり、消費が上向く。普通に金利があって、企業は稼いだお金を成長投資に回す。その全てが止まっていた「失われた30 年」を脱却する端緒は見え始めています。24 年も昨年以来の賃上げが続きそうです。しかし企業の成長と一体でなければ賃上げは持続しません。経営者はまず成長戦略を描き、構造改革を進 […]

  • 2024年3月17日

強欲な資本主義文明は終焉(しゅうえん)(その1.「今までのやり方を変える」)  ジェレミー・リフキン(経済社会理論家)

ジェレミー・リフキン(経済社会理論家)  1.この200年、西洋文明を中心に、工業化による「進歩の時代」が続いてきた。しかし、化石燃料を土台にした進歩の時代はもはや持続することができず、「地球の再野生化」により、6 度の大量絶滅の危機が近づいている。地球の再野生化とは、気候変動などが原因で自然が猛威を振るい、人類の制限が及ばなくなることを意味する。  2.すでに熱波や干ばつ、洪 […]

  • 2024年3月15日

古典に学ぶ  大局的に見る眼を養う 

1. しかし、動きたい気持ちはあるが、何から手を付けていいかわからないという事もよく聞きます。そんな時は、まず優先順位を決めましょう。  2. そのためには、「恵(え)眼(げん)」を使い、自分の尊敬する人や目標にする人の視点で物事を捉えてみるといいでしょう。同時に、目先のことばかりに囚(とら)われるのではなく、大局的に見る眼を養うことも重要です。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言 […]

  • 2024年3月13日

EV シフトの先にある現実(自動車メーカー) 

1.新興EV の大半は淘汰(とうた)されるにしろ、生き残ったメーカーは高い競争力を確立しているはすだ。日本勢がすべて敗れ去ることはなくても、今の8 社体制を維持できるかは定かではない。トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、SUBARU も米国や欧州においてEVと電池の現地生産の計画を打ち出している。  2.ドライバー人口の減少に伴って新車の国内市場が縮小していく中で輸出台数も減れば、国内生産 […]

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