このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
孝悌は仁を為すの本(孔子)
(解説)孔子の教えで云うならば「孝悌は仁を為すの本」というように、初め孝悌からふみ出して、それから大きく仁義にもなり、忠恕(ちゅうじょ)にもなる。これを総称して道徳というようになって来るのであろう。そういう広い人道的な道徳でなくして、商売上殊に輸出営業などについて注意を望むのは、競争に属する道徳である。
(参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会