このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
道徳は朝に晩に始終ついておる
(解説)チョッと品物を売るについても、道徳はその間に含んでおる。ゆえに道徳というものは、朝に晩に始終ついておるものである。しかるに道徳を大層むずかしいものにして、隅の方に道徳を片付けて置いて、さて今日からは道徳を行うのだ、この時間が道徳の時間だというような億劫(おっくう)なものではない。
(参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会