このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
古典に学ぶ 現今の教育は智育を重んずる
(解説)昔の青年は自然と身を修めると共に、常に天下国家の事を憂い、朴実にして廉恥(れんち)を重んじ、信義を貴ぶという気風が盛んであった。これに反して、現今の教育は智育を重んずるの結果、精神の修養を等閑に附して心の学問に力を尽くさないから、青年の品性は大いに憂うべきものがある。
(参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会