耳より情報2023年3月 No.378

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

―古典に学ぶー  恵眼(えげん)で見ればすべて自分の親である

1.職場や地域、友人関係、親戚づきあいなど、私たちは、日々さまざまな人間関係にもまれて生きています。その中には、気の合う人もいれば、何かにつけイラッとしたり、不快感を抱いたりしてしまう相手もいるのです。

2.そんな人と接する時、誰でも感情に振り回されてしまうこともあるでしょう。しかし空海は、「仏のような眼(恵眼(えげん)で物事を見れば、すべての人、すべての生き物が皆、自分の親である」と論します。

(参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす 言葉」):河出書房新社

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