耳より情報2023年4月 No.385

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

ホンダの苦悩(小規模ディーラーの多さ)

1.「毛細血管のよう」。トヨタ自動車や日野自動車と比べて小規模ながら、地場に根差したディーラー(販売会社)が多い自社の販売網を、ホンダ関係者はそう表現する。かつては、それがホンダの強みでもあった。だが、自動車業界激変の大波は、もはや小舟のディーラーでは乗り越えられそうにない。そこでホンダは、今後も販売網を維持していくため、ディーラーの再編を急ぐ。

2.大きな理由は、やはりEV(電気自動車)化だ。ディーラーの従来の収益源は縮むとみられ、ほかに飯の種を育てなければ食べていけない。「自動車年鑑」によると22 年の半ば時点で、ホンダは店舗数2129 に対し、ディーラーの法人数は603。他社のディーラー法人数は日産でホンダの5 分の1 以下、店舗数がホンダの倍以上のトヨタはホンダの半分以下だ。いかにホンダの小規模のディーラーが多いかがわかる。

(参考:「週刊東洋経済」2023 年2 月11 日号)

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