このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
絶海の孤島に携えたい本(論語)加地 伸行(大阪大学名誉教授)
1.人間は誰しも生きていく上で拠り所を求めていると思います。その拠り所を宗教に見出す人もいれば、自分の両親から教わったこと、恩師から習ったこと、哲学や歴史や書物から学んだことなどを拠り所にする人もいます。特に企業経営者には拠り所を持っていない人などいないでしょう。
2.優れた本がたくさんある中で、多くの人が拠り所として読んできたのが「論語」でした。もし絶海の孤島に一冊だけ本を持っていくならば、私は躊躇(ちゅうちょ)することなく、「論語」を選びます。また、皆さんにもおすすめしたいと心から感じています。
(参考:「致知」2023 年6 月号)