2023年7月19日(水)16時30分~19時30分
参加者36名 事務局3名
こんにちは。
私はグループDチームの皆さんの推薦で突然プレゼンの機会を頂きました、有限会社マキハラの代表をしています牧原啓子です。宜しくお願い致します。
私の前職はナント国家公務員でした。総理府現在の総務省で事務官として執務しておりました。国民の公僕(国や自治体に仕えて公共の利益のために奉仕する)になるつもりでした。そんな私ですが、歌手グループかぐや姫の「神田川」の歌詞にもあります様に「若かったあの頃何も怖くなかった・・・」の勢いで退官し有限会社マキハラを1979年に立ち上げました。
高度成長の時代に恵まれ商売の「商の字」も知らなくても税金だけで1億3千万円位納税し国税さんは数回来社されました。企業年鑑にも弊社は記載されていました。そんなルンルンな気分も2015年10月に一変しました。
それは浸潤性乳がんの告知を受けたからです。
兄弟姉妹・両親・祖父母・近い親戚筋にもがん罹患者はいない環境で育った私は「なんで私が・・・身内にがん罹患者がいれば、やっぱりね!と思えるかもしれませんが・・・がんの告知は青天霹靂でした。」精神的にも落ち込み・ウツの症状も半年位見受けられました。
ポジティブ思考の私でも流石に精神的に落ち込みました。
何とかせねば・・・と思っている翌年の2016年4月9日(土)九州がんセンターで、がん患者のお花見会がありました。午前中は桜を愛で,午後からは大部屋でブルーシ―トを敷いた上でのお弁当となりました。お弁当タイムに司会者の方が皆さんの前での発表のチャンスを私に与えて下さいました。私は夢中で、次の様な内容を皆さんの前で宣言しました。
「私は、がん患者さん達のお役に立てる「何か」を「いつか」は分かりませんが、「福岡」で必ず立ち上げます。」と、100名以上のがんに罹患された皆様の前で宣言をしました。
がんに罹患したことによって私の人生は「成り行き人生」だったことに気付かされ、反省致しました。その「反省」は、「どんな大人になりたいか」を考えることの重要性を知らなかったからです。
「自分の人生は変えられる!」「自分の人生は設計できる」ということをこれからの子供たちが大人になる前に教えていこう!という「何か」を見つけました。
2018年から福岡市立東光小学校・福岡市立馬出小学校に「自分の人生は自分で設計できる」「アイディアが世界を変える」「人は幸福になる為に生まれてきている」「人と比べない」「自分の内にある無限の可能性を信じて一歩前にでる」「目標と目的の違い」等、ポジティブシンキングが人生を好転させることができる。など身をもって学んでもらっています。
私の授業は、2学期に2時間、3学期に1時間、年間3時間の授業です。受けた生徒さん達の感想文に「今日の授業で、見方による違いで人生が180度変わるということを学びました。」「そこらへんに落ちているようなぼくでも、スティーブジョブズのような才能があるかもときぼうの持てるような話でした。」「今日の授業で自分には無限の可能性があるということを知りました。」等々。
子供さん達がこんなに変わるのなら、メンタル面で悩みをもたれた方々のお力になれば・・・との想いで2020年3月にNPO法人マザーズドリームを立ち上げました。NPO法人マザーズドリームでは、サポートメイト(伴走支援)さんを育成致します。サポートメイトは、相談者の話を聴いたり・色々問いかけてみたりする前に、相談する人が「自分は一人ではない」という温かい気持ちに気付いて貰えるようにすることを第1ステップとしています。ズ~ッと相談者さんの傍に寄り添い続けて始めて、相談者さんは自分の気持ちや想いを自発的にお話されます。
相談者さんが話をしているうちに、自分のするべきことに気付かれるとメンタル面の回復に繋がるのでは?と考えています。傾聴も大切ですが、一番大切なことは「自分は一人ではない」という満たされた気持ちを持つことです。
サポートメイトはメンタル面に問題を抱えていらっしゃる方々のお気持ちを明るくしていけるように、伴走支援をし続けます。
今年1月には「就労継続支援A型事業所」の会社を立ち上げました。私ががんに罹患したのは、神様が「国民の公僕」に戻りなさい「初志貫徹」しなさいと、がんをプレゼントして下さったと思えるようになりました。
みな様、ご支援の程、宜しくお願い致します。みたいなプレゼンをしました。