このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
古典に学ぶ 「無常」を受け入れてきた日本人
1.私たち日本人は、「無常」を理解しやすい心の土壌を持っています。たとえば、季節の変化に富んだ日本ならではの自然の姿は、時の移ろいを感じ取る感受性を育みました。
2.また、度重なる台風や地震は、自然の脅威(きょうい)を受け入れながら生きていく姿勢を養いました。日本人に受け継がれたこのような無常観は、これからの時代を生き抜くためにも必要です。
(参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社