外国人向けの知見を積み海外展開へ 

1.日本経済は今、転換点を迎えている。円安による消費者物価の上昇に賃金上昇が追い付かず、個人消費が伸び悩んでいる。国内需要に支えられて成長してきた企業は、需要低迷に苦しむ。かといって、不慣れな海外展開ではブランド力が弱く、現地の趣向も分からないため、成功を手にするのは難しいだろう。 

2.だが、今は年間3000 万人以上の外国人が来日し、その消費力は高まるばかりだ。その需要を取り込むだけでなく外国人向けの知見を積むことで、海外展開に備えることもできる。訪日需要を成長の糧に変える絶好の機会が到来している。例えば住設大手のTOTOは、「日本を世界のショールームに」という目標を掲げた。日本でウォシュレットの存在を知り、体験してもらう商業施設や空港の整備に動いた。

(参考:「日経ビジネス」2024 年6 月17 日号) 

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