増加する「静かな退職」をどう防ぐ 

1.SNS(交流サイト)発の「Quiet Quitting」(「静かな退職」)という言葉がある。退職するわけでも働かないわけでもない。仕事は仕事と割り切り、キャリアアップへの関心は薄く、企業の目標より自分の幸福を優先する。仕事や職場と距離を置く働き方だ。米ギャラップ社の「グローバル職場環境調査」(2024年)によると、「静かな退職」の割合は世界の労働者の約6割に及ぶ。日本は他国を上回る7 割だ。 

2.「静かな退職」者を生み出す原因として、上司と部下の信頼関係を構築できていないことが指摘される。企業と働く人の対話が改善につながる。「静かな退職」の増加を防ぐには早期の対応が必要だ。入社後3年未満の「静かな退職」者の比率は9%、3 年以上は15%を超える。

(参考:「週刊東洋経済」2024 年7 月13 日号) 

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