No.831 社員のスキルを継続できなければ競争力を失う 

 

1. 2025 年は「AIエージェント元年」。自律的に働く優秀なAIが次々と投入されている。いずれはヒトとAIと同列にマネジメントされることになるだろう。問われるのは「スキル」だ。AIができることは明確。ではあなたは何ができるか。社員が持つスキルを継続的にアップデートできない企業は容易に競争力を失う。AI時代はスキル全盛の時代でもある。乗り越えるには社員に学び直しを促すほかない。 

2. 三菱商事は27 年度からAI資格を管理職の昇格要件に加え、数年後には役員も含む全社員に取得を必須にすることも検討している。社員にAIの基礎知識を身に付けてもらうことで、生産性の向上はもちろん、AI事業の構想にもつなげたい考えだ。 

3. 神奈川県秦野市の温泉旅館「元湯陣屋」。2009 年から女将(宮崎知子)を引き継いだ当時、経営は火の車だった。対策として、「DX」と「社員のリスキリング」に取りかかり、先ずはシステムエンジニアを採用し、「陣屋コネクト」を開発。業務フローや顧客データを統合し、全社員にタブレットを配備した。数年後には黒字に転換し売上高は10 年で倍増した。

(参考:「日経ビジネス」2025 年5 月26 日号) 

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