No.851 自動車業界で有望といえるのはトヨタとスズキの2 社 

 

1, トランプ関税に加え、電動化などの先行投資が重荷となっている自動車業界。そうした中でも、有望といえるのはどの企業なのか。SBI証券のチーフエグゼクティブアナリストは「将来性がクリアになっているのは、トヨタとスズキの2 社だ」と解説する。 

2, トヨタは自動車販売台数がグループで1000 万台超と世界トップに君臨しており、圧倒的な資本力を背景に多様な技術開発を進めている。さながら横綱相撲といった安定感がある。スズキはインドで約40%の高いシェアを有する点が最大の強みだ。さらに、スズキは米国や中国でのシェアをもたない。 

3, 反対に、厳しいのがホンダと日産だ。まず、日産の窮状は言わずもがなだろう。ホンダも同様だ。ホンダの四輪事業の課題の一つが「米国依存」だ。足元のトランプ関税を乗り切ることも重要だが、その先を見据えた提携戦略などが、「5 年後」の競争力を左右する鍵になりそうだ。 

(参考:「週刊ダイヤモンド」2025 年7 月19 日・26 日号) 

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