
1. スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD)が発表した2025年版の世界競争力ランキングで、日本の競争力は69の国・地域の中で35位だった。前年より三つ順位を上げたものの、連続で1位を記録した1990年代前半を思えば、寂しい限りだ。
2. また、24年版のデジタル競争力ランキングも31位と振るわない。人材やビジネスの俊敏さで大きく劣っており、特にデジタル技術のスキルは最下位というのが主因だ。01年にeJapan戦略を掲げ、5年後には世界最先端のIT国家になると豪語した勢いは、今や見る影もない。
3.24年のスマートフォン普及率は74.4%となり、すでに4 人のうち3 人がインターネットにつながるデジタル社会だ。同経営者オピニオン調査は、今後最も重要なビジネストレンドはAI活用だと指摘しており、デジタルのみならずAI活用を前提とした社会へと変貌していくだろう。
(参考:「週刊ダイヤモンド」2025 年8 月30 日号)