１，働き手が勤務経験のある企業を評価「自分の勤務先に就職・転職することを親しい友人や家族にどの程度勧めるか」という質問）に対して、結果を分析したデータがあります。近年、企業が重視するエンゲージメント（働きがい）と近い考え方だが、総合的な従業員の満足度や働きやすさ、社風などがより考慮されているといえる。
２，例えば、いかに待遇が良く、愛社精神にあふれた会社であっても、必ずしもオススメ度は高くならない。その企業が信賞必罰に基づく出世競争が激しく、労働時間もハードな職場であれば、競争に勝ち残った当人は満足しても第三者に勧めづらいことも考えられるためだ。「働きやすさ」「待遇」「人事制度の透明性」などの総合的な観点で環境が整っている企業こそ、オススメ度が高くなると考えていい。
３. また、いずれの企業も従業員が組織に求める『４つのP』を備えている。４つのP とは理念（Philosophy）,事業（Profession）,風土（People）,特権（Privilege）だ。
（参考：「日経ビジネス」2025 年10 月13 日号）