
1.非鉄大手の住友金属鉱山の採用活動は絶好調だ。同社は、毎年新卒と中途を合わせて100人強を採用しており、継続的に人員を獲得している。同社の離職率を見ると、過去10年間で1~3%と低位で推移している。全産業の離職率は15.4%、「鉱業、採石業、砂利採取業」は9%台で、突出して低いといえる。
2. 離職率を低く抑えられている要因の一つが、就職希望者と会社側とのミスマッチの防止だ。転勤がほぼ確実にあるジョブローテーションを入社前に説明することはもちろん、地方の製造拠点や社宅などを案内するなど、入社後の生活をイメージしやすくする地味な取り組みを続けている。
3.同社は、アルムナイ制度(一度退職した社員を再び雇用する制度)を導入し、退職者や内定辞退者に門戸を開いた。また、人事制度改定により、若手の抜擢も進んでいる。管理職の登用年齢は30 代半ばだったが、20 代で管理職も出てきた。女性従業員比率の目標は20%だが、緩やかに上昇基調にある。今後更に、アルムナイ採用や女性従業員比率向上等に取り組む。
(参考:「週刊ダイヤモンド」2025 年11 月1 日・8 日号)