
1. このところ、日本的経営などとよく言われていますね。しかし、私に言わせれば、日本はそれにうっかり乗ってはいけません。間違えてもいい気になってはいけません。米国という国の力は、決してこんなもんではありません。あの国の復興力はかなり大きいですよ。国が新しいだけに、いざというときが強い。
2.日本には「百年の計」がないし、10年計画でさえ持ち合わせていない。政治でも、国家経営でも、問題だらけですよ。例えば財政危機。これだって、つまるところ、日本の政府をもっと小さくしないといけないということです。ところが、今の日本がそのことにどこまで真剣かという問題ですよ。
3.結局、日本と日本人は、30 年間も高度成長を続けてきて、それに慣れてしまった。やすきに流れてしまっている。しかし、過去は過去として、これからは新しく考えていかないと、いつまでも楽しんでいけるものではない。そんなことは長く続きませんよ。ただ目先のことばかりで、楽することばかりで、その場その場をしのいでいるようでは、本当の未来はない。いい気になっていると、今に、日本は追い詰められてしまいますよ。
(参考:「週刊ダイヤモンド」2026 年1 月24 日・31 日号)