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耳より情報

  • 2024年5月25日

日本の半導体産業がリードを保てなかった理由は何か 

1.一時は世界シェアで50%以上を占めていた日本の半導体産業がリードを保てなかった理由は何か。凋落(ちょうらく)した要因は二つある。1 点目はパソコンやスマートフォンといった家電製品の花形の変化の潮流を見落としたこと。そして2 点目はビジネスモデルの変化についていけなかったことだ。半導体が高性能化するにつれ、半導体の設計・開発や製造と、海外メーカーは自らの得意分野に特化していった。  2.その筆頭 […]

  • 2024年5月23日

古典に学ぶ  利他とは、バランスのとれた「おせっかい」 

1.利他とは、いい換えれば「おせっかい」のことですが、おせっかいも行きすぎると相手の負担になったり、自分自身が疲弊(ひへい)したりするからです。  2.仏教では、極端に走らず、ちょうどよいバランスを保つ「中道(ちゅうどう)」が大事だと考えます。利他の実践にも、その精神が重要です。中道の心で、自分も無理せず、相手のためになる行動を見極めていきましょう。  (参考:名取芳彦監修「空 […]

  • 2024年5月21日

企業は資本効率や競争力の向上へ努力  木内登英(野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト) 

1.「物価高」「金融緩和」「円安」の三つの要因の間での循環、相乗効果によっていまの株高は成り立っていると考えられる。いまの株高現象は、物価高による名目値の水膨れに、異例の金融緩和が演出した金融相場が複合した様相といえる。しかし、三つの要因は、持続的なものとはいえないだろう。重要なのは、株価上昇が、日本経済や企業の成長力や生活水準の向上をもたらす国際競争力や労働生産性などの「実数値」の改善を背景にし […]

  • 2024年5月19日

「終身成長+共創力」(旭化成) 

1.総合化学メーカーの旭化成は、経営の持続可能性を高めるために必要な人的資本経営を実践する先駆企業の一つである。『人』によって成長を続けてきた同社は今、学び方改革にも挑戦している。目指すは「終身成長+共創力」である。旭化成の特徴は、『さん』付け文化に代表されるような風通しのよさで、一匹狼タイプだけでなく、協調型も多いという。  2.「人は財産、すべては『人』から」。これは、2022年に創 […]

  • 2024年5月17日

イノベーションと組織文化  オファー・ミンツ(オーストラリア・シドニー工科大学准教授)エリック・ナイト(オーストラリア・マッコーリー大学経営大学院教授) 

1.オファーミンツ氏とエリック・ナイト氏という2 人の経営学者がこのほど、学際的な学問的な背景のもと米シリコンバレーと米シアトルを視察した。そして業界全体を変えるようなイノベーションを生み出すために企業が活用すべき6 つの原則をまとめた。それは①リスクへの意欲②脱・現状維持③より良い世界の展望④リーダーの組み合わせ⑤脱・社内政治⑥望ましい世界のイメージ、の6つである。  2.企業の生命線 […]

  • 2024年5月15日

古典に学ぶ  相手のために行動する 

1.まず、人の利益になることを考えて行動する。これが利他の精神ですが、実は、そのほうが自分自身にとって楽であり、また物事もスムーズに進むのです。  2.あなたも、自分のために何かをやるよりも、相手のために行動するほうが身軽に動けると感じたことはないでしょうか。たとえば、大事な家族や友人、仕事相手のために何かしてあげる時は、モチベーションが上がるものです。   (参考: […]

  • 2024年5月13日

自動車ディーラーに異業種が続々参入 

1.2023 年11 月、仙台市に本社を置き、三菱自動車を扱うディーラー、東北自動車販売が倒産した。最盛期には宮城県内で三菱自動車系列店を10 店舗以上展開したが、三菱自動車の燃料改ざん問題で経営は暗転した。不採算店舗閉鎖に伴う特別損失の計上や販売不振が続いたことで資金繰りが悪化。設立から69 年でその歴史に幕を閉じた。こうしたディーラーの経営悪化は全国に広がっている。  2.一方で逆風 […]

  • 2024年5月11日

会社も社員も自分で考え行動する   橋本修(三井化学社長)

1.当社は「自主・自律・協働」を社員に求めている。これからの時代、付加価値を生まない企業は生き残れない。会社も社員も自分で考えて行動し、経験を積む必要がある。また、素直に話を聞いてもらうには、相手が受け入れやすい言葉遣いが大事。経営者・社員の双方が肝に銘じるべき視点だろう。  2.高度経済成長期の経営はトップダウン型が主流だった。欧米の先進企業にならい、効率性を追求することで成長できたが […]

  • 2024年5月9日

進化する日立の「イズム」(変わるもの、変わらないもの)

1.1973 年に放映が始まった日立製作所のテレビコマーシャル。「この木なんの木、気になる木」の初代CM は、こんなメッセージで締めくくられている。「みんなが集まって、みんなが持ち寄って、新しいものを作ろうと思っています。 あなたを取り巻く問題が、日立のテーマです」。短いフレーズだが、日立が創業以来貫いてきたイズムをよく表している。1つは集団主義。もう1つは新しい技術へのこだわりだ。&n […]

  • 2024年5月7日

No.590 古典に学ぶ  自分より相手を優先する

1.そんな菩薩の心は、「慈悲を根本とて、人のためにできることは何かを、自分のことより先に考える心である」と空海はいいます。菩薩とは何かというと、人々の苦しみを抜き、楽を与えることです。  2.仏教では、これを「抜苦与楽(ばっくよらく)」と呼びますが、簡単にいうなら「放っておけない」という姿勢だといっていいでしょう。そこには、自分より相手を優先する「利他」の心があります。  (参 […]

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