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耳より情報

  • 2021年10月25日

耳より情報2021年10月 No.105

異業種間の技術交流が肝(エレキ中心からエンタメや金融も主役に) 勝本徹(ソニーグループ副社長兼CTO) 1.10年ほど前のソニーは、エレキと半導体がポートフォリオ上の主役だった。したがって技術もそれらを起点に組み立てていた。その頃は「エレキとエンタメのシナジー」とか「ハードとソフトの融合」とは言われていたが、エレキを中心に据えていた。2.ところがここ3~4年は、(ともにエンタメ事業の)音楽と映画で […]

  • 2021年10月23日

耳より情報2021年10月 No.104

詐欺の行為 (解説)しかるにそれら二人の者より更に、一歩進んで、その会社を利用して自己の栄達を計る踏台にしようとか、私欲を図る機関にしようとか云う考えをもって重役となる者がある。それらの者の手段としては、株式の相場を釣上げて置かぬと都合が悪いと言って実際は、有りもせぬ利益を有るように見せかける。これらのやり方は明らかに詐欺の行為である。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

  • 2021年10月21日

耳より情報2021年10月 No.103

テナント飲食店を「サブスク」で支援 1.三井不動産が商業施設に入居する外食店を巻き込み、サブスクリプション(定額課金)サービスを始めた。コロナ禍で休業する店が増えて施設の活力が失われれば、さらにテナントが苦しくなる悪循環に陥る。いかにテナントをもり立てられるかは、不動産会社とビルの「価値」に直結しそうだ。2.動画に音楽、車、衣服、家具。様々な分野で広がるサブスクリプション(定額課金)サービスが、都 […]

  • 2021年10月19日

耳より情報2021年10月 No.102

SDGsウォッシュ予防のポイント 1.ビジネスの領域でSDGsの実現に取り組む動きが加速している。SDGsがビジネスと生活の「共通言語」になりつつある。しかし、企業にとっては、ここで必ず注意しなければならないことがある。それが「SDGsウォッシュ」と呼ばれる行為である。SDGsウォッシュとは、一言でいえば「SDGsをやっているふり」をすることだ。2.具体的には①「SDGsに取り組んでいる」とPRし […]

  • 2021年10月17日

耳より情報2021年10月 No.101

日本企業はファンドの「カモ」に 1.投資銀行が今日、事業売却や買収のための営業文句として最も頻繁に使う用語は、環境・社会・企業統治に配慮した投資を意味する概念である「ESG」だという。「このノンコア事業は切り出しましょう」などと言えば経営陣に気を悪くされるのがオチだ。「ESGの流れに逆行するような事業ポートフォリオは切り出しましょう、脱炭素化を考えてこの事業は売却しましょう」と言い換えれば、この時 […]

  • 2021年10月15日

耳より情報2021年10月 No.100

好人物だが経営手腕のないもの (解説)それからまた、好人物だけれども、その代り事業経営の手腕の無いものがある。そういう人が重役となって居れば部下にいる人物の善悪を識別する能力もなく、帳簿を査閲する眼識もない。ために知らず識らずの間に部下の者にあやまられ、自分から作った罪でなくとも、ついに救うべからざる窮地に陥らねばならぬことがある。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

  • 2021年10月13日

耳より情報2021年10月 No.99

コロナ禍で後押しする日本から海外への移住 大前和徳(起業家・MBA講師) 1.暗号資産業界で働く筆者の知人は、ご子息がシンガポールの高校に進学することが決まり、家族と一緒にシンガポールに移り住んだ。仕事は、アメリカ本社の日本支社の仕事を続けている。セキュリティトークンのセカンダリー市場も存在するシンガポールの先進性が彼を引き付けたかもしれない。東京の高層ビルに入居する一流弁護士事務所のパートナーで […]

  • 2021年10月11日

耳より情報2021年10月 No.98

中小による大企業、中小のままの中小 磯貝高行(日経ビジネス編集長) 1.JTB、スカイマーク、毎日新聞社、回転ずしチェーンのカッパ・クリエイト。それぞれ業種は違う4社に共通する企業分類は「中小企業」です。新型コロナ禍の影響が長引く中、資本金を1億円以下に減資して「中小企業」になる大企業が増えています。中小企業なら様々な優遇措置を受けられるからでしょう。例えば、赤字企業にも一定の税負担を求める外形標 […]

  • 2021年10月9日

耳より情報2021年10月 No.97

SDGsと「論語と算盤」の共通点 堀内勉(多摩大学社会的投資研究所教授) 1.「会社の目的は株主価値の最大化にある」という株主資本主義が行き詰まりを見せていることはもはや明らかであり、地球という狭い空間の中で、人々がネットワークされた21世紀の世界においては、必然的に自分以外のステークホルダー(利害関係者)との関係性や多様性を意識せざるをえない状況にある。2.その時に必要になってくるのが、「こうあ […]

  • 2021年10月7日

耳より情報2021年10月 No.96

適材を適所に使う (解説)適材を適所に使うということは、なかなか容易なものではなく、現在にても重役としての技量に欠いた人でその職にあるものが少なくない。例えば、会社の取締役もしくは監査役などの名を買わんがために、消閑(しょうかん)の手段として名を連ねている。いわゆる虚栄的重役なるものがある。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会)

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