このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
危ういDXに対応できない企業の存続
1.デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉が、最近ビジネス界に浸透している。本来は「デジタルの進展で社会全体が良い方向へ変わる」という漠然とした意味だが、わが国ではより危機感を持った概念として捉えられている。デジタルの力がビジネスの在り方を根底から変えてしまうからだ。
2.フィルムを使ったアナログカメラが、あっという間に姿を消したように、デジタルを前提に社会の仕組みが変わると、従来のビジネスが突然なくなってしまう可能性もある。フィルムにこだわる企業と、それから脱却した企業で明暗が分かれたように、DXに対応できない企業はその存続さえ危うくなる。
(参考:「週刊ダイヤモンド」2021年3月27日)