このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
コロナ禍で後押しする日本から海外への移住大前和徳(起業家・MBA講師)
1.暗号資産業界で働く筆者の知人は、ご子息がシンガポールの高校に進学することが決まり、家族と一緒にシンガポールに移り住んだ。仕事は、アメリカ本社の日本支社の仕事を続けている。セキュリティトークンのセカンダリー市場も存在するシンガポールの先進性が彼を引き付けたかもしれない。東京の高層ビルに入居する一流弁護士事務所のパートナーである知人もシンガポールに移り住む予定だ。
2.将来の子供の教育を考え、ご子息がシンガポールの小学校に合格したことが直接の理由となったが、きっかけは、コロナ禍の中で今後のライフスタイルを見つめ直したことにあった。シンガポールと日本の時差は1時間しかなく、シンガポールで日本のクライアント向けの仕事をし、ミーティングが必要なときには東京に出張する。シンガポール発東京行きのフライトには深夜便もあるので、目が覚めたら朝の東京で仕事を始めることができる。
(参考:「週刊ダイヤモンド」2021年7月3日号)