このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
事変は好機である
(解説)また一方にはこの事変は大いに乗ぜざるべからざる好機と思う。今日我が実業家は目前の不景気に畏縮(いしゅく)するようであるけれども、それははなはだ無気力の行為である。ただその著目を誤らぬようにして戦中十分なる研究を積み、漸次(ぜんじ)実物の効果のあるように務めて行きたいのである。
(参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会