耳より情報2022年7月 No.247

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

リスクをとって「種をまけ」 中西享(ジャーナリスト、共同通信客員論説委員)

1.成功するにしても、失敗するにしても、前提として、まずは「行動すること」が必要になるが、バブル崩壊を経て、多くの日本企業にとって「失敗しないこと」が目的となり、内向き志向になった。今や日本企業の内部留保額(利益剰余金など)は、9年連続過去最高を更新し続け、20年度末には484兆円もため込んでいる。
2.経営者は退路を絶って決断と実行する覚悟が求められる。どうすればリスクを前向きにとらえて生かせるのか、プラス思考で考えるべきだ。そうしなければ、テスラやアップルのように世界をリードする企業は誕生しない。今こそ常識を一歩抜け出すときだ。そして、ソニーの「ウォークマン」やホンダの「スーパーカブ」など日本企業が世界の人々をあっといわせるような、新しい価値を提供できることを期待したい。

(参考:「Wedge」2022年6月号)

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