このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
古典に学ぶ 教師を落語師か講談師と観ている
(解説)しかるに現代青年の師弟関係は、まったく乱れてしまって、美(うる)わしい師弟の情誼(じょう ぎ)に乏しいのは寒心の至りである。今の青年は自分の師匠を尊敬しておらぬ。学校の生徒のごときは、その教師を観ること、あたかも落語師か講談師かのごとく、生徒としてはあるまじきことを口にしている。
(参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会