このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
古典に学ぶ 分不相応の学問の結果
(解説)学問すれば誰でも皆偉い者になれる、という一種の迷信のために、自己の境遇生活状態をも顧みないで、分不相応の学問をする結果、後悔するがごときことがあるのである。ゆえに一般の青年は自己の資力に応じて小学校を卒業すると、それぞれの専門教育に投じて実際的技術を修むべきである。
(参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会