1.老後2000万円問題が話題になって以降、世間では老後の生活費を心配する声が後を絶ちません。しかし実は、統計によると60代以降で買い物が増えており、生活に余裕が出ているという傾向が見られます。年代別に見ても50代は消費支出額が前年比6%以上も減少しているのに、60代の減少率は1%台と低く、70代はむしろ増加していて、消費の内容からは楽しみながら買い物をしていることがわかります。
2.支出を増やさずに倹約すれば、さらに生活は楽になるでしょう。ちなみに、高齢者の毎月の支出の合計は、60代前半は31万1453円、後半は30万1705円です。70代前半は27 万2657 円、後半は、24 万5107 円、80 代前半は22万4648円に減ります。ということは、年金や個人年金などを合わせて15万円受け取れるとすると、月5万~10万円のアルバイトをすれば支出は賄えることになります。過度に不安を抱き、身を縮めた生活をする必要はないということです。
(参考:「週刊ダイヤモンド」2024 年9 月28 日号)