このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
今後、引っ張りだこになる人材
１．今、企業では「人的資本経営」が重視されている。人材活用が経営を左右するといわれ、学び直し支援 も課題の1つだ。日立製作所は事業変革を支えるグローバル共通の人財マネジメント基盤の整備、経営リーダー・ＤＸ人財の育成に着手している。2019年に「日立アカデミー」を設立し,ＤＸの研修体系やスキル別研修を整備するなど、次代を見据えた人材育成に取り組む。
２．今後、企業が求める労働力の質や量も激減していくと予想され、ＤＸやサスティナブル経営などに長け た人材は引っ張りだこになる。だが、そういう人材があちこちにいるわけではなく、企業は育てていくしかない。学び直し施策の重要度はますます上がっていく。経団連は企業が社員に大学などで学ばせたいメニューとして、「ＤＸ」「グリーン成長・ＧX」「地 域活性化」を明示する。
（参考：「週刊東洋経済」2022 年 10 月 22 日号）