耳より情報2022年12月 No.330

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

資材高による経営悪化(建設業界)

1.資材高にあえぐのは、建設業界のピラミッド構造の頂点に君臨する大手ゼネコンだけではない。大手ゼ ネコンの下請け、孫請けに当たる建設会社では、資源高による経営悪化はより深刻だ。全国47万社を超える建設業者のうち、大半は内装工事会社のような中小・零細企業だ。ゼネコンに忖度(そんたく)して資源高によるコスト増を自社で吸収してきた下請けや孫請けの我慢は限界だ。 2.帝国データバンクの調査によると、建設業の倒産企業の特徴である「有利子負債月商倍率 5.87 倍以上」 と「減収 26%以上」の双方に該当する建設業を調べたところ、21年12月時点で推計2万6000社が「破綻リスク先」として分類された。これは18年12月に比べて、倍増しているという。資源高は建設業界の足元を脅かしている。

(参考:「週刊ダイヤモンド」2022 年 10 月 1 日号)

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