
(解説)ロッキー青木こと青木廣彰は、外食業界の伝説的人物だ。1959 年、学生レスリングの日本代表メンバーとして渡米すると、そのまま米国にとどまり、現地でレストラン経営を学んだ後、アイスクリームの移動販売を手始めに、64 年、ニューヨークに鉄板焼きレストラン「BENIHANA OF TOKYO」を開業する。米国内に80 店舗、全世界で110 店舗にまで拡大した。
1.米国でビジネスに成功するためには、四つの“おきて”に従順でなければならない。第一は、「幸運」である。第二は、その幸運を生かすためにある程度の「金」がなければならない。第三には、その金で「ブレーン」を買うことである。第四は、これらの要素を再生産していくための「パブリシティー」、つまり自己の売り込みである。
2.日本人は金さえあれば何でもできると考えているが、幸運が付いて回らなければビジネスは成功しない。“幸運”を“チャンス”と置き換えてもよい。幸運と人と金と、金で買えるブレーン、それをパブリシティーで演出する。それらは米国でビジネスする上での、偉大な“おきて”である。
(参考:「週刊ダイヤモンド」2026 年5 月2 日・9 日号)