耳より情報 2021年4月No.10

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

見識と胆力を備えた謙虚さ(応対辞令) 數土文夫(JFEホールディングス名誉顧問)

1.かの老子は説いています。「人を知る者は智なり。自ら知る者は明なり」(人を知ることは智者に過ぎない。自分自身を知ることを最上の明とすべきである)。他者について知ることは重要ですが、自らについて知ることはさらに重要であり、難しいことでもあります。老子とほぼ同時代のギリシャの哲学者・ソクラテスは、「知る」とは「知らないことを知ること」と喝破かっぱしています。
2.老子やソクラテスが説き、見識と胆力を備えた謙虚さこそ、応対辞令の基本です。人間学の核心とも言える応対辞令を学ぶことが、この困難な時代に道を拓ひらく鍵になると私は考えています。

(参考:「致知」:2021年4月号)

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