No.1009 創業の精神に立ち返る   浅見正男(荏原製作所取締役会長) 

 

1.人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされる。こう説くのは作家のサイモン・シネック氏です。そして「Why(なぜ)」「How(どのように)」「What(何を)」の順で考えて行動し、周囲に語るのが優れたリーダー像であると言います。例えiPhone を始めとする米アップルの製品が人々の心を掴んだのは、サイモン氏によると単に製品の機能が優れていたからではありません。「世界を変える」という信念を真っ先に届けたからだ、というのです。 

2.荏原(えばら)製作所は畠山一清が1912 年に大学発ベンチャーとして創業しました。畠山には「企業は社会に役に立ってこそ意味がある」という考えが根底にありました。それが「熱と誠」という創業の精神につながっています。何事も熱意を持って、創意工夫し誠心誠意やる。そうして人に接すれば、相手に通じないことはなく、何事も成し遂げられる。そう言い続けていたそうです。 

3.ガバナンスと企業文化・風土は、密接に関係します。社内の文化や風土を良くしていくことは、経営トップの重要な役割です。

(参考:「日経ビジネス」2026 年4 月27 日・5 月4 日号) 

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