耳より情報2023年4月 No.388

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

士気をもって人生を歩む

1.75 歳以降は玄冬(げんとう)である。「玄」には「黒い」の他に、「奥深い、玄妙」の意もある。この玄冬の時代をどう生きるか。安岡正篤師の言葉に耳を傾けたい。「老という文字には三つの意味がある。一つは年をとる。二つは練ねれる。三つは考と通用して、思索が深まり、完成するという意味だ。老いるとは単に馬齢を加えることではない。その間に経験を積み、思想を深め、自己・人生を完成させてゆく努力の過程でなければならない」。

2.さらに言う。「古来医学の専門家は、人間いくら年をとっても、否(いな)年をとるほど、学問や芸術や信仰に情熱を抱き続けることが不老の秘訣であることを切論している」。そして、雄々(おお)しい男子は晩年になろうとも志を捨てない。人間、この士気がなければならないと安岡師は結語している。

(参考:「致知」2023 年4 月号)

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