耳より情報2023年1月 No.338

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

「遂げずばやまじ」

1.「遂げずばやまじ」。目標を持ったら成功するまでは絶対にやめない、という固い決意の言葉である。執念の極地を示した言葉といえる。古来、世の偉業を成した人は皆、この言葉を体現した人である。日本の蘭学の先駆者、大槻(おおつき)玄沢(げんたく)(1757 ~1827)は生涯この言葉を自戒の語としていた。

2.玄沢の言葉が残されていた。「およそ事業は、みだりに興(おこす)ことあるべからず。思いさだめて興すことあらば、遂げずばやまじの精神なかるべからず」。事実というのは気ままな気持ちで始めてはならない。心に深く注意して事を興すなら、何があっても必ずやり遂げるという強い思いを持って始めなければならない、というこ とである。

(参考:「致知」2023 年 1 月号)

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