耳より情報2023年5月 No.408

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

教育に二つの背骨がある(吉田松陰)  上田俊成(松蔭神社名誉宮司) 

1.吉田松陰の教育は、志を立てるという立志の教育。志について17 歳の時にこう述べています。「道の精なると精ならざると、業の成ると成らざるとは、志の立つと立たざるとに在るのみ」。何事も成就するかどうかは志如何(いかん)だと。 

2.松下村塾の教育には二つの背骨となる考え方があります。一つが「学は、人たる所以(ゆえん)を学ぶなり」。学問とは人としていかに生きるべきかを互いに学び合うことであると。もう一つが「国の最も大なりとするところのものは、華(か)夷(い)の弁なり」。国にとって最も大切なことは外国との違いを明確にし、我が国が我が国である所以を忘れないこと。突き詰めて言うと、日本とは何か、日本人としてどう生きるべきかだと私は解釈しています。

(参考:「致知」2023 年5 月号) 

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