このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
それが人生というもの(それとは何か) 鎌田浩毅(京都大学名誉教授)
1.現場と読書が一致して初めて人は変わる。それが私の実感です。教養を得ることも大事ですが、いま目の前の課題を解決するヒントを掴つかむこと。それには人や本との出逢いも関わってきます。普段からたくさんの本を読んだり、いろいろな人と出逢っていると、必要とした時に様々な教えを得られるものです。
2.人は努力せずとも、出逢いで一気に変わるものです。人生を変える本、専門分野、就職先、そして結婚も同じです。学生たちにも言い続けてきたことですが、出逢いがなくても焦る必要はありません。何もかも出逢う時には必ず出逢い、出逢った後は10 倍の力で将来を切り拓くことができるようになる。それが人生というものなのです。
(参考:「致知」2023 年7 月号)