耳より情報2023年4月 No.391

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

会社は個人の技術を発揮して実務に結びつける場所 崎谷 文雄(ローツェ創業者、現取締役相談役)

1.私が1985 年に創業したローツェが主力とする半導体ウエハー搬送装置は今、注文に生産が追いつかない状況です。2023 年2 月期連結売上高は前年同期に比べて4 割以上、純利益は7 割以上増えて、20%以上の営業利益率も維持する見込みです。グループ会社を含めて従業員4000 人ほどですが、本社の約230 人の社員の平均年収は1100 万円を超えています。

2.高収益を支える「世の中にないものをつくる」という方針は、創業時からのものです。広島県福山市の田んぼのなかにプレハブの工場を建て、社員6 人で立ち上げました。会社は個人の技術を発揮して実務に結びつける場所であると同時に、個人の技術を向上させて将来の夢を実現させるところだと考えています。

3.どんなに優れた技術を持っていても、営業力や宣伝費で勝る大手メーカーが追いかけてきたら、のみ込まれてしまう。そこで考えたのが「ニュースになる革新的製品をつくる」方針です。世界的なオンリーワン製品を開発すれば、新聞や専門誌が取り上げてくれて、ただで宣伝できる。ローツェでは社員の技術力や専門性を高めるための支援は惜しまず、スキルアップのための資金援助や報奨金を充実させてきました。

(参考:「日経ビジネス」2023 年1 月16 日号)

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