耳より情報2021年12月 No.139

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

世界の潮流を見失った官民の「内向き志向」

1.「日本の経済界はガラパゴス状態だった」と話すのは、ESG(環境・社会・企業統治)投資に詳しいニューラル(東京・品川)の夫馬賢治代表だ。震災と原発事故が起きた11年の年初に開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が、重要な節目だったという。毎年発表されるグローバルリスクの中で、気候変動が初めて「最大リスク」に選ばれたのだ。以来、世界財界のトップの間では、気候変動による経営環境変化への対応の巧拙が命運を分けるという共通認識が醸成された。
2.それから10年。コロナ下の今年の総会でも「感染症」を超えて「気候変動」が最大リスクに位置づけられた。ここに至ってようやく多くの日本の財界人は悟った。世界では既に、気候変動対策が経済と経営のあり方を決める「中心軸」になっていると。

(参考:「日経ビジネス」2021年11月1日号)

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