このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
管理職とは「部下の心理的安全性」を高めること ビョートル・フェリクス・グジバチ (ブロノイア・グループ社長)
1.「管理職」とは何を管理する人なのだろうか。部下やメンバーなどの「人を管理する」というニュアンスが強いが、それは「人を“もの”として扱う」ことと同じように見える。マネージャーが果たすべき仕事は、メンバーが最高のパフォーマンスを発揮できるような環境を整えること。重要なのは管理ではなく、メンバーが目標達成できるように「支援」することだ。
2.自分の給料を上げるために会社に対して何らかの働きかけをしたことがあるだろうか。ないとしたら、給料が上がらないのは当たり前だ。給料は「物の値段」の1 つなので、人任せでは上がらない。①交渉、②転職、③起業、④海外移住の4 つの方法で自ら上げるしかない。①の給料交渉はどこの先進国でも普通に行われているグローバルスタンダードな行為だ。(デービッド・アトキシソン「小西美術工藝社社長」)
(参考:「週刊東洋経済」2023 年4 月22 日号)