耳より情報2023年8月 No.453

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

倒産しそうな会社を見分ける三つの視点  内藤修(帝国データバンク課長)      

1.「倒産しそうな会社」を見分ける上で大切な「三つの視点」を紹介したい。具体的には、「変化」「ギャップ」「違和感」の三つの視点である。「変化」とは、時系列での変化を意味し、半年前、1 年前、2 年前といった過去の時間軸と比べてどうかという視点(縦の視点)。「ギャップ」とは、ライバル企業や業界平均、他の地域と比べてどんな違いがあるかという視点(横の視点)を指す。 

2.「違和感」とは、「変化」や「ギャップ」の分析を通じて感じる“ひらめき”のようなもの。要するに「勘」であり、実は「違和感」が「倒産しそうな会社」を取材する端緒になることが多い。これら三つは全て、企業の財務分析をする上で大切な視点である。数字では表せない「定性情報」と合わせて分析することで、企業をより多角的に判断できるようになるはずだ。

(参考:「週刊ダイヤモンド」2023 年6 月24 日号)

>NPO法人マザーズドリームでは、いつでも寄付を受け付けています

NPO法人マザーズドリームでは、いつでも寄付を受け付けています

NPO法人マザーズドリームの活動にご協力ください。