このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
豊かなシニアライフ 昇 幹夫(医師・日本笑い学会副会長)
1.遺伝子工学の世界的権威である故・村上和雄先生は、笑いが特定の遺伝子を活発化させることを突き止め、それを「笑いと遺伝子のスイッチがオンになる」と表現しました。逆に、怒りや悲しみなどの強いストレスがかかった人の腸内を腹腔鏡で観察すると、苦しそうにのたうち回っています。体と心はしっかりつながっているのです。
2.免疫力は、20 歳頃をピークに、年を重ねるほどに下がっていく。だからこそ、高齢者ほど免疫力を高める行動が大事です。よく眠り、健康的に食べること。後はできるだけ笑って過ごすことです。昇氏が考案した、愉快に過ごすための「あいうえお養生訓」を紹介しよう。①あ:会いたい人に会う。②い:行きたいところに行く。③う:歌いたい歌を歌う。④え:遠慮しない。⑤お:おいしいものを食べる。
(参考:「週間ダイヤモンド」2023 年7 月1 日号)