このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
古典に学ぶ 生や死を考えることはとても大切
1. 私たちはどこから生まれ、どこに行くのでしょうか。いきなり、そう問われたら「そんなことを聞かれても」と、ふつう戸惑うかもしれません。しかし、日々穏やかに生きるために、生や死について考えることはとても大切です。
2. なぜかというと、自分はどこから来てどこへ行くのかを知らなければ、迷いの中を歩いていかなければならないからです。この状態を、仏教では「無明(むみょう)」といいます。
(参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社