耳より情報2021年5月 No.19

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

目的は責任追求ではなく再発防止・業績向上 大村禎史(西松屋チェーン会長CEO)

1.改善や改革を企業風土にする必要があるため、「問題と対策の報告」の制度を採り入れました。売り上げだけではなく、店舗運営や災害対策など、問題や事故が起きたとき、当事者を責めるのではなく、提起して対策を打つことを評価する仕組みです。例えばTシャツの売り上げが落ちた場合、実は納期の遅れ、つまりスケジュール管理に問題があるのに、「次にこういう商品を仕入れる」と仕入れの対策を立ててしまう。
2.当事者が自分のミスを直視しない、同僚の悪口になる、などの理由で真の原因にたどり着けないことが起こります。私は、社員に対して、医者になったつもりで起こったことを客観的に見てほしいと伝えました。医者はマイナス情報にも目を向け治療するからです。目的は責任追求ではなく再発防止、業績向上にあるのです。

(参考:「日経ビジネス」2021年3月22日号)

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