No.1012 社員のための経営に転換、退職金を2 倍に   谷川富成(三ツ星レストランシステム会長) 

 

1.北海道釧路市に洋食店を創業したのが1981 年。以降、外食一筋45 年の経営者人生ですが、最大の転機は2008 年に訪れました。それまで会社を大きくしたい一心で経営してきました。魚の鮮度にこだわったグルメ系の回転ずし店「なごやか亭」を釧路や札幌市で展開し、関西にも進出しました。ですが、景気の悪さも相まって失敗しそのショックから大病を患って1カ月間入院しました。 

2. 社員には残業手当も出さずに働いてもらった時期が長く、苦労をかけてきたことを猛省しました。「社員にどう報いるべきか」を考える中で、私は退職金を2倍にして地方公務員より高くしようと、制度をゼロベースで見直しました。 

3.各社員の年収の5%分を会社負担で拠出し続け、勤続30 年以上の社員には累計積立額の同額を上乗せし、金額を2 倍にする内容です。40 年働くと、平均で2400万円になります。22 年には会社がパートの社会保険料を全額負担する制度も導入しました。

(参考:「日経ビジネス」2026 年4 月20 日号) 

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