このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
古典に学ぶ 私たちの中には「大生命」が息づいている
1. そんな無明(むみょう)を、空海はこのように表現しました。何度生まれてきても、生のはじめは暗く、いくたび死んでいってもその終わりは冥(くら)い。
2.生死を繰り返しても暗闇から抜けられないとは、救いがない話だと思うかもしれませんが、悲観することはありません。空海は、次のようにいいます。私たちは、生まれることもなく死ぬこともない命、「大生命」を生きていると。
(参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__