このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
リーダー層がどんな選択をするかで世の中は変わる 志水雄一郎(フォースタートアップス社長)
1.世界の時価総額ランキングで上位に入るのは伝統企業ではなく、創業して10~30 年位の若い会社です。企業や製品には旬があります。約30 年前には世界の時価総額ランキング上位50 社のうち6 割が日本企業でした。戦後の起業家たちが高度経済成長期を経て世界を席巻する会社を作り上げた。それから30年しかたっていないのに、今や上位100 社に残っているのはトヨタ自動車だけです。
2.日本はかって、国策として主力産業を繊維から自動車へと転換させました。国が車と決めたからからそこに多くの人や技術が集まった。部品メーカーを起業しようだとか、色々なことを考えて皆が動き、産業競争力が生まれた。日本はそれをやり続けなければならなかったのです。人、特にリーダー層がどんな選択をするかで、世の中は大きく変わります。
(参考:「日経ビジネス」2023 年8 月14 日号)