耳より情報2023年12月 No.510

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

古典に学ぶ   人生で出会うあらゆるものが宝 

1. 心が暗い時は真理に気づけず、出会うものすべてが禍(わざわい)となる。しかし、世の理(ことわり)に目覚めれば、人生の道で出会うあらゆるものが宝となる。 

2. 「心暗きとき」とは、先ほどお話した「無明(むみょう)」の状態です。仏教では、あらゆる苦しみは、この無明から生じると考えます。しかし、真理を学び、悟りへと至ることで、出会うものすべて貴重な人生の財産となっていくのです。

(参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社 

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