このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
「話す力」がすべての土台に竹内明日香(アルバ・エデュ代表理事)
1.AI 時代に必要な力は何かとよく問われる。ポイントは4つある。まずは「問いを立てる力だ」。「問い」といっても、科学的な事象に対する「なぜ」もあれば、生きるとは何かといった哲学的な問い、「どのように」というHOW もある。日常生活で感じるささやかな疑問であってもまずは自ら問いを立てることが大切だ。
2.問いがあれば他者に意見や協力を求めたり、テクノロジーを駆使したりしながら自分なりの答え探すようになる。その経験が、予測不可能な社会を活き抜く力の糧となる。2つ目は「創造する」。ゼロからの創造でなくても、今すでにあるものを掛け算して新しい価値をつくればよい。3 つ目の「つながる力」は、チームで各自が強みや個性を発揮しながら課題を解決する中で生かされる。4つ目は「やんちゃの力」で、ソワソワしながら常識の殻を破る力のことを指す。これら4 つの力を発揮するには「話す力」が重要になる。
(参考:「週刊東洋経済」2023 年11 月4 日号)