このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。
古典に学ぶ どんなものにも「仏」を見る感性を
1.あらゆるところに「仏」を見るための感性は、「紙一枚の中に雲を見る」とたとえてもいいでしょう。紙の原料はパルプであり、パルプは木からつくられます。
2.その木を育てたのは太陽であり、雨の恵み。そして、その雨をもたらした雲です。雲が紙になるまでには、無数の縁が存在します。その縁に思いを馳せる感性が「仏」を見る目を育むのです。
(参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__